他のワンちゃんが誘いに来ても、自分のワンちゃんが隠れてしまって、または違うところに興味が行っていて遊ばないという時があります。そういう光景を見ると、飼い主さんは「せっかくパーティーに来たんだから遊びなさいよぉ」とばかりに、遊ばない我が子?!を、引き釣り出して、無理やり遊ばせようとします。これは絶対にやってはいけないことです。何度も言うように、遊びたくない時もあるし、相手が好みではないのかもしれません。ましてや相手に対して恐怖を感じて隠れているのなら、引き釣り出した飼い主さんは、自分のことを危険な場所に曝した裏切者と言うことになります。犬からの“ 信頼 ”は地に落ちてしまいますよ❗❗ 気を付けてください!
他のワンちゃんが近づいてきた時に自分のワンちゃんが唸る、飼い主さんがワンちゃんにちょっかいを出して唸られる・・・など、よく耳にします。「唸ることは悪いことだ!」と感じ、キツク叱る飼い主さんがいらっしゃいます。唸るという行動は、本当に悪い行動・反応なのでしょうか?
唸るという行動は、無用な争いを避ける為の方法の1つです。決して悪い行動ではありません。例えば、近づいてきたワンちゃんに向かって唸ることで、「近づいてこないで!」と表現しているのです。これを無視して近寄れば、攻撃されても仕方ありません。攻撃した方は、「ヤメテって言ってるでしょ!」と、言った(=行動した)だけなのです。飼い主さんにちょっかいを出されて唸る…というのも同じ。「ヤメテ!」と言っているのです。自分はワンちゃんの飼い主なんだから、ワンちゃんの意思を無視してどんなことをしても良んだ!ということでは、決してありません。ワンちゃんにちょっかいを出して唸られたら、しっかり謝りましょうね😉
どんな行動でもそうですが、いつもその行動が正しい反応・・・ということではありません。唸る行動が正しい状況もありますが、間違えている状況もあります。例えば、相手が十分な距離を保って横切ろうとしたにもかかわらず唸る、何もしていないのに唸るのは間違えた反応です。なぜ、ワンちゃんが唸っているのか、ちゃんと確認してください。確認した上で、それが間違えた反応であれば、しっかりと注意するし(=ルールを教える)、正しい反応であれば、褒めることも必要となる場合があります。ワンちゃんの行動を見極める為にも、行動を読むスキルをしっかりと身に付けてください。それには、犬の行動をよく観察すること!それに尽きます!!