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『いぬのきもち』🐾

こんにちは。まだまだお正月気分が抜けない今日この頃ですが、みなさんは如何でしょうか? はやくお正月太りをなんとかせねば!なんですが・・・😓

さて、今日は、ちょっと前に「歯みがきトレーニング」の様子を送ってくれた柴子ちゃんも頑張ってくれた、『いぬのきもち』のご紹介です。『いぬのきもち』2月号「愛犬を守るしつけ」(初めて&ベテラン)の監修を担当しました。
みなさん、しつけと聞くと、「面倒くさそうでやっていない」「どうすれば良いのかわからないし…そもそも犬に“しつけ”って必要?」とか、「ウチの子は家の中ではイイ子だから特に必要性を感じない」や、「犬に何かを教えるなんてかわいそう」などなど、ネガティブな言葉をよく聞きます。また、「オスワリとかフセとかを教えることでしょ~ それならやっているし、それ以上何かを教える必要がありますか?」ということも。
そういった方に、「ちょっと待って! しつけをすることで、ワンちゃんを守ることができますよ!」というのが、今回の特集です。『守る』をキーワードに、病気から守るストレスから守る、そして当然!事故から守るしつけを紹介しました。なかには教えるのに根気がいるものも。なので、ちょっと息抜きに、「しつけをするとこんなメリットも!」という話題も紹介してみましたよ。

部屋の中で立っている白柴

最初に来てくれた柴子さんです~
“筋肉女子”との異名が?!(笑)
色々な意味で“柴犬らしい柴”な柴子さん
イヤな時にはしっかり抵抗しますが、ママさんには適わないようです
ママさんも、柴子さんが、これくらいならガマンできる・これ以上はムリ!“程度”をしっかり見極めているので、できること
これができていないと、大きな問題に発展することも!

柴飼いさんには、この見極めがとっても大切だと思いますよ
これも“しつけ”を成功させるためのポイント!

ママさんが後ろから抱きかかえた時、ちょっと抵抗した柴子さん。ママさんは力加減を調整しつつ、柴子さんの逃げを阻止! 最後は諦めて、“チ~ン”となった柴子さんでした。
この部分だけ見ると、「かわいそう」と思う方もいらっしゃると思います。しかし、目薬が点せなくて失明してしまったり、お薬が飲めなくて毎日注射に病院に通わなければならなくなったらどうでしょうか? どちらの状況が「かわいそう」なのでしょうか? になって、「やっておけば良かった」...では遅いのです。そうならないための しつけであり、練習です。

柴子さんはこの態勢になったら、毎回、大嫌いな目薬が落ちてくるわけではなく、容器が近づいてきたらオヤツがもらえることを学びました。この態勢の時、お薬ではなく、オヤツが口の中に入れられるのことを体験しました。そうやって、いつもイヤなことが起きるわけではない、イヤなことがあっても、その後に良いことが起きる!ということを経験しました。これが、病気から守る しつけ になっていきます。

この態勢は?! 
ちょっと身構える柴子さん
目薬を点す・投薬する練習中

後ろから抱きかかえられる白柴

ハーネスを着ける時は静かにしなくっちゃね 😉

ハーネス装着中の白柴

そうしないと、お散歩に行けないもんね!
それが“お散歩に行く時のお約束!”

青空の下で笑顔の白柴

「どこかのリゾートにいるようだねぇ~」
と言われた一枚(笑)

柴子さん、お疲れさまでした!

マルチーズのアップ

次に来てくれたベルくん
まだまだヤンチャ盛りの男の子
たまぁ~に、イラッとしてムキっ!とすることも💦
しかし、パピーの頃はできなかった、ガマンできなかったことも、最近できるようになってきた、絶賛✨成長中のベルくんです
今回の撮影で、「ココはしっかり教えておかなきゃね😉」ということがわかったので、これから頑張ろうね、ベルくん

ベルくんはパピーの頃、なかなか外でおトイレができない子でした(もちろん、今はちゃんとデキるようになりました👍)。他のワンちゃんたちがお散歩中におトイレができているので、「なんで?! どうして?! ウチの子だけできないの?」と、飼い主さんは心配していました。
外でのおトイレは、お散歩&外環境に慣れてくると、多くのワンちゃんはデキるようになってきます。しかし、飼い始めたばかりの飼い主さんにとっては、すぐにデキないことが、大きな問題に見えてしまうのはよくあること。いわゆる 問題の1つでしょうか。

外もそうですが、車や人、環境に、慣れさせていくことは、とても大切なことです。私たちにとっては当たり前、特に問題ない環境であっても、犬にとっても当たり前で、問題ない場所...とは限りません。知らない場所、不慣れな環境は、犬にはストレスになります。そういった場所、環境に慣らしていくことは、犬をストレスから守る しつけ に繋がっていきますよ。

車は揺れる、動く、ニオイが違う!など、
家の中とは違う環境なので…

車の後部座席に飼い主さんといるマルチーズ

まずはドアを全部開け放って、オヤツやゴハンをもらい『この場所は良い場所!』と印象つけていきましょう!

笑っているマルチーズ

キラキラ✨な目で何を見ているのかな? ベルくん?!

見返り美人ならぬ、見返り美犬🤩

目を瞑って振り返るマルチーズ

ベルくん、ちょっとお疲れモードかな?!
撮影、お疲れさまでしたぁ~

 

あれ?! 先生、発見! by ぷう

離れた場所にいるダックスと、近くに来て撫でられるダックス

ナデナデぇ~ デレデレぇ~ 😍

最後に来てくれたのはぷうちゃん
別名、“女優 ぷう様” 
ママさんが、「最近ちょっと大きく?!なって“ドスコイ ぷう”かも?」と、言ってましたが…(笑)

撮影ベテランのぷうちゃん
最近、積極的になってきましたが、どちらかというと控えめな性格
しかし! 撮影になると、
こちらの要求をパーフェクトに応えてくれる“女優 ぷう様”に大変身します😆
今回は、初心に戻って?!パピーの頃に「フセ&マテ」を長い時間がんばってくれました👏

コロナによる制限が徐々に緩和されてきている今日この頃。そろそろワンちゃんと一緒に出掛ける機会も増えてきているのではないでしょうか? ちょっと出先で休憩しようとなった時に、ワンちゃんが足元でゆったり待っていてくれたら嬉しいし、ちょっと自慢できるかも?!(笑) そんな時に役立つのが、マットの上でフセ&マテのしつけです。

「フセとマテくらいできます!」と言われる方も多いのでは?! しかし、実際に!やってみてください。お家の中でできても、違う場所、特に賑やかな場所でやるのは、難しいことです。ましてや、食べ物が近くにある、人が出入りしている状況で しているのはかなり難しいですよ。
こういう状況に慣らしていくことも大切な しつけです。お気に入りのタオルやマットの上で、長い時間フセ&マテができるように、家の中だけでなく、公園や、出先でも練習をしてみてくださいね。できるようになれば、ワンちゃんとの行動範囲も増えるし、飼い主さんも落ち着いて、お食事ができるようになると思いますよ👍

マットの上でフセをするダックス

最近あまりフセをしていなかったかも…💦(by ぷうママさん)
できていることも、時々、違う環境で練習すると良いですよ👍
犬にとっていつもと違う場所で行う“いつもの”コマンドは、“違う”コマンドですよ!

飼主さんの顔を舐めるダックス

ママさぁ~ん、今日もアタシ、ガンバったよぉ~
褒めてぇ~   by ぷう

歯をむいて笑うダックス

歯をムキっと出して笑ってます!
ぷうちゃんコマンド
「スマイル」です😁

「将来に備えて“しつけ”はしっかりやっておきましょう!」「ちゃんと“しつけ”ておけば、もしもの時に絶対に役に立ちます!」と書かれていても、イマイチ実感がわかない...というのが、多くの飼い主さんの本音でしょうか? シニア犬と過ごしている私にとっては、「絶対に役に立ちます!」と断言できても、パピーの飼い主さんにとっては「そんなことをして、この子に嫌われるのはイヤ」という気持ちになってしまうのかな?

そこでちょっと視点を変えてみてください。犬側からすれば、教えられていないことは、知らないこと であって、良い経験をしていないことは、イヤなこと になってしまうこともあります。ワンちゃんは知らない環境、教えてもらっていないルールのことで、飼い主さんが気づかないうちに、感じなくてもよいストレスを感じているかもしれませんよ。

しつけは、決して、コマンドを教えることだけではありません。犬にこれから暮らしていく世界のことを教えていくことも、しつけです。
犬は犬という動物であって、人ではありません。人の常識や当たり前のことが、犬の常識でも、当たり前のことでない!ということを忘れないでください。それを踏まえた上で、上手に人の世界のコト、犬の世界のコトを経験させて、教えていくこと。それが、しつけということです。だからこそ、どのワンちゃんにも必要なのです。
みなさん、ワンちゃんを『守る』ためにも、しつけをガンバってくださいね。