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『いぬのきもち』🐾

9月になってもまだまだ暑い日が続いていますね... 今年は、秋らしい秋🍂はあるのでしょうか? 去年は、「暑い🥵」と言っていたら、突然寒くなったような?😓 気候変動が激し過ぎて、体がついていけませんね。

カートに乗っている凪

1年前はワクチン接種と膝のことがあり、
カートでの散歩が多かったですねぇ~

今では走り回ってます!

そして9月です。凪さん『凪』になって1年になりました。
子犬から成犬への成長は、びっくりしますよね。大型犬の飼い主さんは、「昼寝して起きたら大きくなっている気がする!😮」と言いますが、凪さんは中型犬なのでそこまでの変化はありませんでしたけどね(笑) ただ、シッポのフサフサ感は想像以上でした。まさか、こんなにフッサフッサで長くなるとは! びっくりです。あまりにフッサフッサ過ぎて、踏でしまうことも😅 気をつけます💦

さて今日は、『いぬのきもち』10月号の紹介です。『愛犬のストレス日記』(初めて版&ベテラン版)の監修をしました。秋の行事に合わせて、愛犬たちが日記を「こんな感じかな?!」という内容になっています。最近の気候変動のことも含めて考えてみましたよ。

※ 今回の特集ではイラストと写真の両方が掲載されています。として、今まで撮影に参加してくれた犬友さんたちが、写真で友情出演してくれています。あくまでもの話で、実際の本犬の話ではありませんのでお間違えなく!😉

さて、内容です。愛犬のと聞いて、まず飼い主さんが思い浮かべるのは、お留守番かな? 確かに、お留守番は、ワンちゃんにとってストレスになる場合があります。ただ、飼い主さんが思っている原因でストレスを感じている訳ではないかもしれません。
例えば、犬にとって、長時間、1人にでいることはストレスになるかもしれませんが、いつも長時間留守番をしていれば、それはストレスにはなりません。逆に、長時間留守番が当たり前なら、飼い主さんがずっとそばにいることがストレスになることもあります。

ケージの中で涙を流すダルメシアンのイラスト

長時間の留守番がストレスになる原因は

  • 短い留守番もしくは留守番をしたことがないのに、突然、長時間の留守番をさせられる
  • いつもはフリーなのに、留守番の時だけケージの中に入れられる
  • その日の留守番に限って、ケージの中で留守番させられた(飼い主さん的には理由があっても、犬にはそれが理解できていない時 例えば、「イタズラしたから今日はケージの中にいなさい!」のような)
  • お水以外は何も置いていない
  • 狭い場所(体位変換ができない、スムーズに身動きがとれないような場所で留守番させるのは、ストレスどうこうではなく虐待です
  • 温度調整が難しい場所(常に日差しが差し込んでいる、逆に常に寒い状態である場所にケージが置かれている、ケージ内にそれらをカバーできる場所(日陰の場所、クレート)がない)

基本、留守番はある程度広い場所でさせるべきです。できれば、お家の中を自由に移動できる方が良いです。もちろん、危険な場所、例えばキッチンやトイレ、お湯が溜めてあるお風呂場、脱走防止策がされていない玄関などには近づけないようにしておくべきです。
ただ、最近の異常な暑さを考えると、犬が自分で温度調整ができるように、家の中を動けるようにしておくこと。これはとても重要です。犬は 快適空間を見つけるです! 動くことができれば、ちゃんと自分の心地よい場所を見つけて、快適に留守番ができます。
もちろん、動ければ1人遊びもできます😉 イタズラをしない、トイレがちゃんとできれば、フリーにできるはず! フリーにできるように教えていく、成長させていくことが、しつけをする目的の1つですよ。

そして留守番関連でもう1つ。お出迎えの儀式。
飼い主さんは、「長い時間留守番させてゴメンね~😭」と、毎回、泣きそうな顔、もしくは泣きながら帰宅。犬は飼い主さんの顔を、不安になったり、落ち着きがなくなり、吠えたり、グルグル回ってみたり、時にはオシッコをしてしまう子も。それを見て、さらに飼い主さんはギュっと抱きしめ「ゴメンね~~~😭😭😭」とさらに、落ち込む負の無限スパイラルに😱

犬を抱いて泣いている女性のイラスト

このような状態になると、飼い主さんは「ウチの子は分離不安なのでは?」と思い、相談にこられる方も。多くの場合は分離不安ではなく、分離不安気味でもなく、飼い主さんの態度・行動・表情を見て、それに合わせて犬が反応しているだけです。つまり、飼い主さんの泣きそうな顔を見ると、「何か不安なことが起きている?!どうしよう!」となり、吠える。吠えると飼い主さんはさらに「ごめんね~」と声を掛けてくれる(=ご褒美が与えられる)ので、正しい行動だと思い、さらに吠える。最終的にはギュっとしてくれて最大のご褒美が与えられるので、『飼い主さんが帰ってきた時にはプチパニック or 大騒ぎするのが正解!』という結論に達するわけです。

ではどうするか? 飼い主さんが留守番させていることに罪悪感を持たず「ちゃんと留守番してくれていてありがとぉ~」という気持ちに切り替える。それだけで、ストレスをワンちゃんに与えずに済みます。大騒ぎもしなくて済みます。ストレスが減っていけば、ワンちゃんの反応も少しずつ変わってくると思いますよ。試してみてください😆

家族でお散歩中のイラスト

お留守番のストレスの次は、一緒にお出掛けする時のストレスについて。秋になり、行楽シーズンになるので、ワンちゃんも連れて出掛ける機会もあるのでは? 飼い主さんとしては、「一緒にいられて楽しいねぇ~」かもしれませんが、ワンちゃんからすると、知らない場所、知らない人にプチパニック😱ということも。

飼い主さんは、ストレスはない!と思うかもしれませんが、飼い主さんが一緒だとしても、ストレス対象(キライな犬種、人の多さ、音、ニオイなど)と鉢合わせになることはあります。ワンちゃんの性格や状態をしっかり把握して、ワンちゃんも一緒に楽しめる旅行先を選んだり、どうにもならない時には逃げ込めるカートやキャリーバックを持参しておくのも良いと思います。

実際に聞いた話ですが、滞在先選び、遊びに行く場所選びはシッカリ考えたのですが、 の確認を重要視していなかったようで💦 そのワンちゃん(シニア犬)はいつも飼い主さんと一緒の部屋で寝ていたそうなのですが、その滞在先では、犬が寝室に入ることは禁止だったそうです。その為、ワンちゃんはケージの中に入れられて、違う部屋で一人で寝ることに😫 ケージで寝ることは大丈夫だけど、一人寝がダメだったようで、夜通し鳴き続けたとか。ワンちゃんも寝られないけど、飼い主さんも寝られなかったということでした😓 
特に初めての旅行だったり、いつも飼い主さんと一緒に寝ている場合は、滞在先の の確認をしっかりしてくださいね。お互いに、ストレスになりますよ。

ケージの中にいる犬のイラスト
落ち葉の中で転げまわる犬のイラスト

お出掛けの話のついでに、日常的なお出掛け、お散歩中のストレスの話。どちらかというと、飼い主さんのストレスかな?!(笑)
凪さんは日常的に雑草や芝生を見ると飛び込みたくなるようですが😓、枯れ葉🍂を見ると突っ込んで行きたくなるワンちゃんは多いのでは? ワンちゃんたちは楽しそうですが、ゴロゴロし終わって出て来た姿を見ると、「ハァ…」と、なってしまいますよね😞 落ち葉はもちろん、ひっつき虫(植物の種)やら、何か得体の知らないモノを着けてくるので、それを取り除くのにイライラ💢 さらに最近ではSFTS(重症熱性血小板減少症候群)の心配があり、マダニがついていないか確認する必要もあり、必死になってしまいます。その飼い主さんのイライラ💢&必死さ😠 を浴びせられるワンちゃんも、なんだか緊張、ストレスに💦
ワンちゃんに、「そんなところに突っ込んで行かないで~~~😫」と言っても聞いてくれないようなら、この時季だけでも、洋服を着るのも1つの手だと思います。完全に防げるわけではないですが、ちょっとだけ気持ちが穏やかにいられると思いますよ😉

太陽の照らされる犬のイラスト

最後に気候に関わるストレス。
ここ数年、カレンダー的には秋になっているのに、まだまだ暑い日が続いています。その為、秋になったからといって、犬用の洋服、寝具、マット類を夏仕様から、秋・冬仕様にチェンジしてしまうと、大きなストレスに!
気温、湿度によっては、熱中症になる恐れがあります。お留守番やお出掛けの際には、その日の天気、気温を確認をして、しっかり対策をしてください。

そしてもう1つ、秋は台風・長雨シーズンです。最近、雨の降り方が以前と変わってきているような? 雨が降ると雷雨⚡・大雨になることが多くなっていませんか? これも気候変動の影響でしょうか🤔

大きな音が鳴る雷⚡が苦手なワンちゃんは多いですね。落ち着きがなくなり逃げ回ったり、逆に固まってしまったり、呼吸が速くなったり、震えが止まらなくなってしまったりワンちゃんによって、様々な反応があります。
ここでちょっと見方を変えてみましょう。これらの反応は、自然の脅威に怯えていると考えれば、正しい反応ではないでしょうか? 逆に、自然の脅威に対して何も気にしていない子の方が、場合によっては危険かもしれませんよ。危機意識がなく、危険の中に飛び込んでしまう可能性がありますから😫

雷に怯える犬のイラスト

なので、飼い主さんは『ウチの子は自然の脅威に対しての反応をしているだけと考えて、対応することをお勧めします。飼い主さんがワンちゃんに対して「コワイね~コワイね~」と言って、不必要に不安を煽ることで、ストレスを増大させていることに繋がります。ワンちゃんが欲しいのは、不安ではなく安心です。近くで飼い主さんがいつも通りにしていてくれれば、ワンちゃんは落ち着いていけます。自分の態度がワンちゃんに影響を与える!、行動するようにしてくださいね。

お留守番の時には、飼い主さんが安心感を与えられないので、ワンちゃんが『ココにいれば安心!』というシェルターを準備し、いつでもアクセスできるようにしておくと良いでしょう。窓から遠く、音が聞こえにくい、暗くて、狭い場所が良いと思います。
なぜか、雷が鳴ると水回りに逃げ込む子がいます。理由はよくわかりませんが、話をよく聞きます。ワンちゃんにとっては最善な場所かもしれませんが、万が一、水を流してしまったり、水道のホースなどを傷つけてしまうと危険なので、留守番中は立ち入り禁止にしておいた方が無難です。

窓から見える雨を見る犬と飼い主のイラスト

雨が続くと、お散歩に行く回数や時間が減りがちです。活発なワンちゃんたちにとっては、外で走り回れない、犬友さんと遊べないのはストレス! かといって、大雨の中、雷の中で長時間散歩したり、遊ぶのは危険ですし、飼い主さんのストレスに!
対策としては、できるだけ、雨雲レーダーで雨の状況を確認しつつ、降っていない時間を見計らってお散歩に行くのが良いと思います。私も雨が降りそうな時には、散歩前、散歩中にアプリで何度も確認しながら、散歩コースを決めていますよ🐾

また、濡れるのが嫌いな子、レインコートを着るのが苦手な子は、お家の中で遊んでげると良いでしょう。ただ短調な遊びよりは、考えさせる遊びや脳トレをすると良いでしょう。頭脳労働?!は、適度な疲労感を与えられるのでストレス解消にもなります。試してみてください😀

飼い主さんが思っているストレスと、ワンちゃんたちが感じているストレスには違いがあるかもしれません。飼い主さんは良かれと思ってやってあげたことが、ワンちゃんにとってはストレスになることもあります。逆に、飼い主さんが「ワンちゃんにはストレスになる」と考えていたことが、ワンちゃんにはストレスでないこともあります。

いづれにしても、ストレスに感じる・感じないと判断しているのは犬本人です。飼い主さんの気持ちではなく、犬たちがどう感じているかを見て、ストレスなのか、そうでないのかを判断するようにしてください。犬たちがストレスを感じれば、行動や表情が変化します。それを見極められるように、ウチの子 をしっかり観察して、覚えておいてくださいね。それが基準になりますよ!

お芋を食べる犬のイラスト

食欲の秋
食べ過ぎも注意ですよぉ~😜

オマケ(笑)
10月号の初めて版に、『その顔は、どんなきもち?』が再掲載されました。久々にコワイひなさんの顔写真を発見! 以前、この顔をweb上で見つけた時には、「コワ~~~~😱」と、叫んでしまいました💦 同じ犬とは思えない表情の違いをみてやってください~(笑)

睨む顔のひな
逃げるひな